ロールカーペット施工の選び方と費用目安

ロールカーペットを敷き詰めることで、住まいや店舗の空間は一変し、統一感のある洗練された雰囲気を纏います。
しかし、その美しい仕上がりを実現するためには、どのような方法で施工するのかを慎重に検討することが不可欠です。
ご自身で手軽に挑戦できる方法から、専門会社に依頼して実現するハイクオリティな仕上がりまで、多様な選択肢が存在します。
また、希望する施工方法によって、費用が大きく変動することも事実です。
今回は、ロールカーペットの施工方法の選び方から、それに伴う費用の目安まで、具体的な情報を分かりやすく解説していきます。

 

ロールカーペットの施工方法はどう選ぶ?

 

部分固定や置敷き

 

作業のしやすさと、将来的な原状回復の可能性を考慮すると、部分固定や置敷きといった工法が現実的な選択肢となります。
部分固定では、カーペットの端や周囲に両面テープやマスキングテープ、あるいは専用の固定用タッカーなどを用いて、床材に簡易的に留め付ける方法が一般的です。
この方法は、カーペットのズレを防ぎつつ、比較的容易に施工できる点が魅力ですが、テープの粘着力が時間とともに低下したり、タッカーの針跡が残ったりする可能性も考慮が必要です。
一方、置敷きとは、カーペットの下に滑り止め効果のあるシートを敷くだけで固定する方法であり、最も手軽で原状回復も容易ですが、カーペット自体のズレやすさから、主に人の往来が少ない場所や、一時的な利用に適しています。

 

プロ依頼なら全面接着で綺麗に仕上がる

 

専門会社にロールカーペットの施工を依頼する場合、多くのケースで採用されるのが全面接着工法です。
この工法では、床材とカーペットの双方に専用の強力な接着剤を塗布し、圧着することで、カーペット全体を床に一体化させます。
この方法の最大のメリットは、カーペットの端がめくれたり、全体が波打ったりするのを防ぎ、非常にフラットで美しい仕上がりを実現できる点にあります。
また、接着によってカーペットが床にしっかりと固定されるため、耐久性や歩行時の安定感も格段に向上し、掃除機をかける際なども快適に行えます。
さらに、隙間からのホコリの侵入も抑制されるため、衛生的で安全性の高い空間を作り出すことが可能です。

 

賃貸は部分固定持ち家は全面接着を検討

 

ロールカーペットの施工方法を選択する上で、お住まいが賃貸物件か持ち家かという点は、非常に重要な判断基準となります。
賃貸物件の場合、退去時の原状回復義務を考慮し、床材に直接的な加工を施す全面接着工法は、原則として避けるべきです。
そのため、両面テープなどで簡易的に固定する部分固定や、滑り止めシートのみを使用する置敷きといった、原状回復が容易な工法が推奨されます。
ただし、部分固定であっても、使用するテープの種類や接着の強さによっては、剥がす際に床材を傷つけてしまうリスクがないとは言えません。
一方、持ち家であれば、長期的な美観や快適性を最優先に考え、全面接着工法を積極的に検討することができます。
将来的に床材の張り替えやリフォームを予定している場合でも、全面接着による確実な施工は、理想とする空間を長く維持するための有力な選択肢となるでしょう。

 

 

ロールカーペット施工にかかる費用の目安

 

工事費は工法や難易度で変動する

 

ロールカーペットの施工にかかる費用は、採用する工法や現場の状況によって大きく変動します。
一般的に、部分固定や置敷きは、材料費(テープやシートなど)と作業時間に応じて比較的安価に済む傾向があります。
これに対し、全面接着工法は、下地の処理、接着剤の選定と塗布、カーペットの裁断・接着、端部の仕上げといった複数の工程を丁寧に行う必要があるため、工事費も高額になるのが一般的です。
さらに、部屋の形状が複雑であったり、既存の床材の種類や状態によっては、下地調整に特別な作業が必要になったり、カーペットのカットが難しくなったりするなど、施工の難易度が高まることで、追加の費用が発生する可能性も考慮しておく必要があります。

 

部屋の広さ別でみる施工費用の目安

 

ロールカーペットの施工費用は、部屋の広さに比例して高くなります。
8畳や10畳といったより広い面積になると、それぞれの工法でさらに費用は加算されていきます。
例えば、10畳の全面接着施工では、5万円を超えることも珍しくありません。
これらの金額は、使用する接着剤の種類や、専門会社の料金設定、地域によっても変動するため、あくまで大まかな目安として捉え、正確な費用については、詳細な見積もりを取得することが重要です。

 

追加費用が発生するケースも把握しておく

 

ロールカーペットの施工を専門会社に依頼する際、提示される見積もり額以外に追加費用が発生するケースがいくつか存在することを事前に把握しておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
例えば、既存の床材(古いカーペットやクッションフロアなど)を剥がして処分する必要がある場合、その撤去・処分費用が別途かかります。
また、床の下地が平滑でなかったり、凹凸があったりする場合には、パテなどで補修する下地処理が必要となり、これも追加費用となります。
さらに、部屋の形状が特殊で複雑なカットが求められる場合や、階段部分への施工、家具の移動が必要な場合など、想定外の作業が発生すると、それに応じた費用が加算されることがあります。
見積もり内容を細部まで確認し、不明な点は必ず質問して、追加費用の有無やその内訳を事前に明確にしておくことが推奨されます。

 

 

まとめ

 

ロールカーペットの施工方法を選ぶ際は、部分固定や置敷き、全面接着工法の中から、ご自身のスキルや求める仕上がり、そして何よりも賃貸か持ち家かといった住まいの状況に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
費用面においては、採用する工法はもちろんのこと、部屋の広さが直接的に影響し、さらに既存床材の撤去や下地処理といった追加費用が発生する可能性も考慮に入れる必要があります。
この記事で得た情報が、あなたの住まいづくりの一助となれば幸いです。

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